藤枝守 MamoruFujieda
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商品詳細

CD 藤枝守 サウンドアーカイブ 発酵を聴く2019

販売価格: 1,100円(税込)
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Mamoru Fujieda:発酵を聴くサウンドアーカイブ2019
019.1.3.-2.16 ドブロクの発酵音
藤枝守・井上明彦・稲垣智子による三人展「発酵をよむ」が+1artで開催されました。
このCDは、その展示のためにつくられたドブロクの発酵音(藤枝守制作)を収録したものです。

発酵をよむ。 藤枝 守(作曲家)
発酵という生命現象。微生物によるその原始の生の姿や変容をよむ。そもそも、発酵に興味を抱いたのは、数年まえ、九州の焼酎メーカーの集まりに参加したときのことだった。麹菌と麦や芋などの原材料を仕込んだ醪(もろみ)のなかでは、どのような発酵の響きが渦巻いているのだろうと想像したのである。
じっさいに、醪のなかの微生物の声をきいてみようと、特殊に養生した水中マイクを試作し、そのマイクを持参して焼酎の蔵元を訪ねてみた。そして、発酵の現場となる醪のなかにしずかに沈めたときに、マイクを通じたその発酵する響きは、じっと聴き入りたくなるくらいに心地いいものだった。
この発酵の響きの心地よさは、たんに生命体が発するからだけではなく、その生命活動を成り立たせる場、あるいは器としての「甕」という存在も大きいように思えた。つまり、微生物がさまざまに排出する炭酸ガスや温度の変化によって甕のなかに対流運動が起こり、その流体のうねりが心地よい周期を生みだしているように思えたのである。生命を育む環境としての「甕」と発酵という微生物の生命維持メカニズムとの相互性のなかにミクロな生態系が現れる。

藤枝守プロフィール
カリフォルニア大学サンディエゴ校音楽学部博士課程修了。博士号(Ph.D.)を取得。作曲を湯浅譲二やモートン・フェルドマンらに師事。ハリー・パーチやルー・ハリソンの影響により純正調によるあらたな音律の方向を模索。また、植物の電位変化データに基づく《植物文様》シリーズなどの作品がある。近年では、発酵音響や織機の振動にもとづく舞台作品を発表。2018年には、台湾大学のアート・レジデント・プロジェクトにより「台湾茶の植物文様」を発表。また、「植物文様」のアルバムとしては、砂原悟による「クラヴィコードの植物文様」、西山まりえによる「ゴシックハープの植物文様」、「ルネサンスの植物文様」、サラ・ケイヒルによる「Patterns of Plants」など数多くがリリースされている。

デザイン:工房・楽土
発行:+1art

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